J.M.WESTON総研

J.M.WESTONを中心に日々の靴をアップします

旅行のお供はシャンボード!2泊3日の日程を走破したシャンボードを磨く

旅行に行くならシャンボードです。

  • 水に強い(雨に濡れても大丈夫)
  • 革が柔らかい(スニーカー並に走れる)
  • おしゃれ(ビームスに入れる)


という3拍子揃った旅行には欠かせないアイテムです。

さて、先週末は2泊3日で旅行に行ってきたため、帰ってきたその日にシャンボードを磨きました。



磨く前のシャンボード

こちらが2泊3日を一人で完走したシャンボードです。
乾燥、埃、雨シミ、なんでもありの汚れのデパート状態です。




まずはブラッシング

兎にも角にもまずはブラッシングです。

私のシャンボードは甘かして育てすぎた(クリーム等入れすぎた)ため、少しブラッシングするだけで異常なくらいツヤツヤになります。

こちらが先ほどの鬼汚れ状態からブラッシングのみ行った状態です。
すでに70点くらいの仕上がりになっています。

ステインリムーバーで汚れ落とし

兎にも角にもさらに落とします、汚れ。

甘やかしすぎた私のゆとりシャンボードも、さすがにステインリムーバーで拭いたあとはマットな表情になります。

これはこれで好きな表情の一つです。触った時のもっちり感もなかなか良い。
ツヤも無くなりましたが、さっぱりしました。

クリームを塗り込む

今回はサフィールクレムのダークブラウンを使います。

ダークブラウンしか持っていないのでダークブラウンを使いますが、おそらくシャンボードのカフェはもう一段明るいクリームを使ったほうがいいと思います。靴の色よりクリームの色が少し濃いため、塗るのを失敗すると意図せぬムラ感が出てしまいます。

こちらが右足だけ塗ったところです。左足とは別物のようにむすっとしています。
靴磨きが好きな人ならわかるかと思いますが、この辺りから豚毛ブラシを掛けるところにかけてものすごく興奮する区間です。

両足クリームを塗ったところです。

豚毛ブラシで根性ブラッシング

クリームが乾くまで15分ほど待機したのち、ひたすら豚毛ブラシでブラッシングします。
ブラシでブラッシングする、という文言が文法的に微妙な気がしますが、とにかくブラッシングします。

↓の右足が右手を犠牲にして磨き上げたものです。おそらく2日は右手が筋肉痛で使い物になりません。

もうとんでもないツヤが出てます。ツヤツヤすぎてもう食べちゃうかもしれません。

そんなわけで両足磨き終わりました。


山羊毛ブラシでブラッシング

クリームを入れて磨き終わったら、最後に山羊毛ブラシでブラッシングします。

山羊毛ブラシは正直めっちゃくちゃ使えます。エクセルのVLOOKUPみたいなもんです。

こちらの記事でも書きましたが、鏡面のベースを作るのにも使えるのですが、アッパーを軽く山羊毛ブラシでブラッシングすると、先ほどより1段上のツヤ感が出てきます。濡れたようなツヤ、という感じですね。

ただ必殺の山羊毛ブラシも、購入してすぐはそこまでツヤがでません。クリームやワックスのついた靴をブラッシングし続けると、だんだん山羊毛ブラシにツヤを出す成分である蝋の成分が付着してきます。
そうするとだんだんと軽く当てただけで濡れたようなツヤを出せるようになります。

シャンボードは山羊毛ブラシと相性がいいのか、ものすごくツヤツヤになります。
↓がクリーム塗布後に山羊毛ブラシで磨いたものです。

うん、写真ではわかりません。

最後につま先を鏡面仕上げ

最近はシャンボードも鏡面にはしていませんでしたが、気分的にノっていたので、かるーく鏡面にしました。
カジュアルなシャンボードに鏡面は少しちぐはぐな感じがして遠慮していたのですが、魔がさしました。



シャンボードは最強のタフネスシューズ

それにしてもシャンボードはタフです。旅行でも雨でも少し手入れすれば完全復活します。
シャンボードより先に不摂生な自分のほうが先に故障しないように気をつけます。