靴好きたるもの、靴磨きのスキル向上はいつも頭の片隅にある問題です。
私ももはや靴棚の一つがほぼ靴磨きグッズで埋まってしまう勢いで靴磨きグッズを買いまくってます。
そんなに高いものでもないので、気になる商品があるとついつい買っちゃいますよね。
そんな靴磨き界においてもはや伝説と呼ばれるのが、「千葉スペシャル」さんという靴磨き屋さんです。
今回は会社帰りに千葉スペシャルさんにお邪魔したので、そこで直接職人さんにお聞きした靴磨きのコツを紹介します。
千葉スペシャルとは
千葉スペシャルは、東京有楽町駅の近くにお店を出す靴磨き屋さんです。
独自に開発した靴クリームを使っており、とにかくどんな靴でもピカピカになるとのことで、大企業の社長さんも常連のようです。
千葉スペシャルの具体的な利用方法、利用手順やマナーについてはこちらにまとめました。
それでは以下お聞きした靴磨きのコツになります。
※千葉スペシャルさんで利用している靴クリームを使っている場合のコツとなりますので、一般販売されている靴クリームを利用している場合は当てはまらないかもしれません。
ポイント1:汚れ落としの際の注意点
汚れ落としの際の注意点としては、ズバリ「ステインリムーバーは使わない」ということです。
ステインリムーバーは汚れを落とす「洗剤」であり、そのため革にとって良くない界面活性剤も含んでいるそうです。
ステインリムーバーを使いすぎている靴は、アルコールでクリームを落とす際に、食器洗い洗剤のように泡だつこともあるそうで、界面活性剤の恐ろしさを感じます、、
また、ステインリムーバーを使っている靴は、革の輝きも変化してしまうそうで、少し白っぽいツヤになるそうです。
表現が難しいですが、リムーバーをあまり使っていない靴は「漆黒」という感じのツヤであり、リムーバーを使っている靴は白とびしたようなツヤとなるとのことです。
ポイント2:来店の頻度は?
どのくらいの頻度で磨いてもらうのがいいのか?と質問したところ、「輝きがなくなってから」とのことです。だいたい3ヶ月くらいで再来店されるのがおすすめらしいです。
あまり頻繁に磨いても無駄に革にダメージを与えてしまうため、栄養が必要担ったタイミングで磨くのが良いそう。
観葉植物も、水あげすぎるのはよくないっていいますもんね。
ポイント3:それまでのケアは?
お聞きした中で、一番驚いたのは、普段のケア方法です。
それは「水拭き」です。
革に必要なのは、「油分」と「水分」です。
水と油というと交わらないもののようですが、適度な油分と水分を革に保持しているのが良い状態です。
靴クリームも、要は油と水の混合物です。
靴クリームを塗ったタイミングでは、適度に水と油のバランスが保たれている状態ですが、時間が経つにつれ「水分」は蒸発して抜けていきます。
水分が蒸発すると、クリームの固形分だけが革に残り、結果ひび割れたりツヤが無くなったりします。
これを防ぐためには、日頃から適度な水分を革に与えてあげることが重要です。
そのために、「水拭き」が必要とのことです。
水拭きは、一般的な雑巾のような布を軽く湿らせ、靴全体を拭いてあげるだけで良いそうです。
水は革靴には天敵!と言われますが、全体的に少し湿らせてあげるくらいならシミにもなりません。
千葉スペシャル流靴磨きのコツまとめ
- ステインリムーバーは使わない
- 来店の頻度は、靴のツヤが無くなってから
- 普段のケアは「水拭き」
よかったら参考にしてください。