やっぱりオールデンが好きなんだ。
アメリカ出張に行った際、意を決してAlden NEWYORKに突撃して購入した靴です。
概要
ブランド | オールデン(ALDEN) |
モデル | 990 |
色 | #8(バーガンディ) |
ラスト | バリーラスト |
アッパー | コードバン |
ソール | レザーソール |
サイズ | 8E |
定価 | ¥136,080(税込)※ラコタハウス販売価格 |
購入日 | 2018年3月18日 |
購入場所 | ALDEN NEWYORK |
ALDENについて
アメリカの革靴といえばALDENです。
なかでも有名なのはアメリカホーウィン社のコードバンレザーを使ったモデルでしょう。
コードバンレザーは一般的な革靴に用いられる牛革とは違い、農耕馬のお尻の革からできています。
農耕馬と言われるとたくさん取れそうな気もしますが、そんなことありません。今日び農耕馬なんていません。
さらに一頭から取れる量も超少ない、極めて希少なレザーです。
コードバンの魅力は何と言ってもその光沢です。
あまりの光沢と希少性から「男のダイヤ」なんて言われてますね。
ALDENはコードバンの名タンナーであるホーウィン社のコードバンを使い、まさに古き良きアメリカンを体現した(?)ブランドです。
ALDEN 990
購入したのは数あるALDENのモデルのうち、990と呼ばれるプレーントゥのモデルです。
同様のプレーントゥでブラックカラーのモデルは9901とモデル名の末尾の1がつきます。
990はプレーントゥゆえに甲部分に贅沢に1枚のコードバンレザーが使われており、コードバンの魅力である「シワ」を十分に楽しむことができます。
ALDENの「シワ入れ」について
ALDENを買うと同時についてくる悩みが「シワ入れ」をするか否かです。
シワ入れとは、購入したてでまだシワのついていない状態で、ボールペンなどを使い最初から自分好みのシワのクセをつけてあげることです。
(ググればたくさんやり方は出てきます)
ただ、人工的にシワをつけるため、賛否両論あります。「自然なシワがいい派」の人もたくさんいます。
私も購入してホテルに戻り、ひとしきり鑑賞した後に小一時間悩みました。
悩んだ結果、少しアルコールも入っていたこともあり、思い切ってシワ入れをしました。
どうせいつかやってみたくなってやるだろうと。
今となっては、やってよかったのかどうかわかりません。
というかやった結果、右足はいかにもシワ入れをした感じの一直線のシワ、左足はシワ入れをしたのに複雑な(縦横無尽な)シワができています。
個人的には、どちらも味があってたまりません。大好きです。
でも次にALDENを買うことがあれば、シワ入れせずに自然体で育ててみようと思います。
バリーラストについて
ALDENはラストの種類が多いことでも有名です。
バリーラストは中でもオーソドックスで万人受けするラストと言われています。
他のラストを履いたことがないのでなんとも言えないのですが、バリーラストは正直言って「でかい」です。
お店で試着しているときは特に感じませんでしたが、帰宅後再度履いてみて鏡をみると、異常に足がでかく見えます笑
ただ、履いた感覚はいたって快適、靴の全体がちょっとずつ足に触れている?ような感覚で、決して緩くなく、かといってきついところもない、すごく不思議な靴です。
今持っている革靴の中では、もっとも1日快適に過ごせる靴です。正直「スニーカー感覚で履ける」と謳われるシャンボードよりも快適です。
www.jmweston-log.com
見た目や革質も大事ですが、履いていて快適であることがこんなに大事なことなのかと改めて感じました。
ALDEN NEWYORKの販売価格
ALDEN990の販売価格は、日本の正規代理店であるラコタハウスで購入する場合、税込で136,080円です。
正直目玉が飛び出る価格です。
500円貯金で買おうとしたら273枚必要になります。
一方、NEWYORKで購入する場合、$778です。
本日時点の為替レートですと、日本円で85,800円です。
税抜価格で比較しても、40,200円もNEWYORKの方がお得です。
NEWYORKの物価は肌感覚で日本の2倍程度に感じましたが、ALDENだけは天国物価です。大人になってから駄菓子屋さんにいく気分です。
日本は革製品に対する関税が高すぎるので、国内だとちょっと手が出しづらい価格ですね。
革製品の関税引き下げを公約にする議員がいたら迷わず投票します。